今年夫婦の会話で一番多かったワード「持続可能」。とくに夫の口からは頻繁に出てきます。おかげで私もその観点から物事を考えることが増えました。
40歳を過ぎた頃からは”自分”より”他者や世の中”に気持ちが向くようになりました。人のために何ができるのかをすごく考えるようになりました。
これは数年前のことですが、台所仕事をしながらテレビをつけていた時です。内容は中国の男の子のお話で、治らない病気と懸命に戦いながら、病院のベッドでお母さんと話していたシーンだったと思います。その男の子の言葉が胸に刺さって思わず書き留めていました。
『自分より友達のことを考える。世の中の人たちがそうできたら、この世の中はどれほど楽しいのだろう』
そうお母さんに話していたのです。この言葉はその日以来ずっと私の携帯に入っています。
2016年に掲げられた国際目標「SDGs(エスディージーズ)」。持続可能な世界を実現するための17のゴール。
1、貧困をなくそう
2、飢餓をゼロに
3、すべての人に健康と福祉を
4、質の高い教育をみんなに
5、ジェンダー平等を実現しよう
6、安全な水とトイレを世界中に
7、エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8、働きがいも 経済成長も
9、産業と技術革新の基盤をつくろう
10、人や国の不平等をなくそう
11、住み続けられるまちづくりを
12、つくる責任 つかう責任
13、気候変動に具体的な対策を
14、海の豊かさを守ろう
15、陸の豊かさを守ろう
16、平和と公正をすべての人に
17、パートナーシップで目標を達成しよう
SDGsは、誰かが我慢をしてとか、無理をして、というものではなく、持続可能な世界を作るためのみんなの目標であり、みんなが参加できる、とても自由度が高い国際目標^^
家で出るゴミをひとつ減らしてみたり、電気の無駄使いを減らしたり、余裕があれば多少高くても地球環境に配慮した商品を買ってその生産者を応援したり、特別なことをしなくても、日常でできることがたくさんあります。その、ちょっとした一つの配慮がSDGs。
この目標の逆は『今、自分さえ良ければいい』だと夫は言います。本当にそうだと思います。すべてにおいて「今自分さえ良ければいい」では持続していきません。「自分も他の人も、他のものも継続的に幸せになれる」それが持続可能な世界です。
『自分より友達のことを考える。世の中の人がそうできたら、この世の中はどれほど楽しいのだろう』
持続可能な世の中は、きっと楽しい世の中です。たくさんの人が笑顔になれる世の中です。そう思うとワクワクします^^
この記事を書きながら、イロハでできることを考えています。