先日のChit-Chatの後
頭の中でグルグル回っていた言葉は
参加してくれた
現役先生の言葉でした。
「きょういく」について
みんなで対話している中で
その先生が話してくれたのは
授業に興味を持っていない子に
興味を持ってもらえるように
あの手この手を考える、という話でした。
どうやったらこの子は
自分の科目に興味を持ってくれるだろうか…
そんなことを考えている、と。
わたしはこの言葉を聞いた時、
”どうして興味を持ってもらわないと
いけないのだろう。
興味がないというその子の気持ちが
ちゃんとあるのに…”
なんて超上から目線で
考えていたわけです。。。
本音で話してくれている参加者さんに
めっちゃ失礼ですよね、わたし!
本当にこれは大反省。
わたしのやり直し案件です。
でもこれがわたしの持ち帰った
モヤモヤでした。
そして数日経った今
気がついたこと。
その会でその先生は
こんな本音も話してくれていました。
授業をちゃんとしていないと
外部のエライ人たちや
保護者が来た時に
どう思われるか、
それが自分の評価になってしまう、と。
これ、先生のものすごい本音だと思うんです。
それをこの場で話してくれたことにとっても感謝。
おかげでわたしは学ぶことができました。
子どもが学校に行けなくなったり
先生との折り合いがつかなかった
経験をしたわたしは、
”どうして無理矢理授業を
聞かせようとするの?”と
つい感じてしまったのです。
だけど想像してみました。
わたしが先生で、目の前に生徒たち。
授業中寝転がっている子、
走り回っている子、
お友達とおしゃべりしている子、
そんな授業の様子を
外部のおエライさんや
保護者が見に来ている。
どんな評価をされるのか
不安になる先生の気持ちが
痛いほどわかりました。。。
本当の問題は先生ではなく
画一的な古いスタイルから変わろうとしない
学校や教育本体です。
先生という当事者じゃないわたしたちは
先生を「当たり」「ハズレ」
なんて気軽に評価したりしますが
これがどれだけ無責任な発言なのか、
先生のリアルな言葉を聞いて
今更ハッとさせられました。
今の教育環境や先生の苦しみを
作っているのはわたしです。
だからわたしが変わろう。
もがいてくれている先生と一緒に。
「こどものために」ではなく
わたし自身のために
きっと楽しく変えられるって
今思っているわたしがいます。
これがChit-Chat第一回目の
わたしの一番の学びでした。
Chit-Chatはみんなで対話して
それぞれに気付きやモヤモヤを
持ち帰って自分で揉んでもらう、
そんな会なのかもしれません。
正解も不正解もない問いを
みんなで対話することが
第一歩でありゴールかも。
そこから何を学ぶのかは
自分しかわからないです。
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*このブログをアップする前に
参加してくれた先生に記事を送って
「掲載してもいいですか!?」と聞いてみたら
『くみさんの本音を書いてくれて
わたしもなんだか嬉しいです!』って
快諾をいただきました。
自分の未熟さをブログで露呈する緊張。
そして先生の器の大きさに感謝。。
こんな先生が息子の学校にもいてくれたら
うれしいなと心から思います。
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◆学校のコト・子育てのコトを
みんなで雑談しよう♪
「Chit-Chat(ちょっと喋ろ♪)」
定員10名まで(参加費500円)
次回は8月18日(木)10〜12時←残席1

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◆2023年秋:「みんなの学校」上映会開催
場所:金沢市女性センター